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2015年度版 静岡サイエンススクールを知る

目 的

 天然資源に恵まれない日本が、豊かな社会を維持し発展させるためには、高度な科学・技術とその能力を発揮できる科学者の育成が欠かせません。静岡県を含む中部・東海地方は先進的なものづくりが盛んなど、科学・技術に関心の高い地域です。これまでにも、優れた科学者・技術者が育っていますが、科学・技術がますます重要視される時代にあって、さらに多くの優秀な人材を育てることが大きな課題でしょう。そこで、静岡大学では、未来の科学者を養成するための講座として、「地域で育む未来の科学者 - 静岡サイエンススクール -」を、2010(平成22)年度から開くことにしました。理科や数学が大好き、実験や観察がとても楽しい、将来は科学者になるのが夢、そういう意欲と才能を持つ中学生・高校生を静岡県の内外から広く受け入れ、先端的な科学プログラムを含むサイエンスに関するさまざまなプログラムを継続的に受けてもらうことで、才能を開発して、未来の有能な科学者として育ってもらうことが目的です。

概 要

 先端科学のトピックの解説をする「ジュニアサイエンスカフェ」と、実際に実験・観察をする「実験ワークショップ」の二つからなる、「ジュニアサイエンスワークショップ」が主なプログラムです。学年や発達段階にあわせて、「ジュニアサイエンスワークショップ」には、入門編(ステップ1)、発展編(ステップ2)、テーマ別研究体験編(ステップ3)の3ステップが用意してあります。学年が上がるにつれてステップ1、ステップ2、ステップ3へと上がっていく仕組みです。
  入門編(ステップ1)と発展編(ステップ2)では、それぞれ年間3〜5回と5〜8回、静岡大学に来校して「ジュニアサイエンスカフェ」と「実験ワークショップ」を行います。その日の内容の要約、発展的に調べたこと、疑問、感想などをレポートにまとめます。レポートは評価をつけて返却されます。優秀な受講生は表彰され、次のステップへの受講資格が与えられます。テーマ別研究体験編(ステップ3)では、年間10回ほど静岡大学に来校して研究室毎に異なるテーマで研究を進めていただきます。
  この他に、一流の科学者による講演会「スペシャルサイエンスレクチャー」と、大学や民間の研究所で活躍している若手研究者による「キャリアデザインワークショップ」も行います。「スペシャルサイエンスレクチャー」では、研究内容に加えて、発見や発明に至った経緯やエピソード、研究に対する姿勢、科学者になった動機、生き方などを語ってもらいます。「キャリアデザインワークショップ」では、大学や国公立の研究機関で基礎研究に携わる研究者だけでなく、民間企業で研究や開発を行っている研究者や技術者も積極的に招いて、それぞれの立場から研究現場の様子、研究者の生き甲斐などを話してもらいます。どちらも、質疑応答の時間を十分取るので、直接、話すこともできます。

 

ステップ1:2015年度の新規募集はありません

ステップ2:2015年度の新規募集はありません

ステップ3:2015年度の新規募集はありません

 

サマープログラム 2015年8月17日(月)〜21日(金)

「サイエンスワークショップ 8/17〜20」受講希望者は、書類をそろえて静岡サイエンススクール運営委員会に郵送して下さい。応募締切:2015年7月31日(金)必着です。申込み多数の場合は、書類審査で選抜します。
「プレ・サイエンスワークショップ 8/21」や「キャリアデザインワークショップ 8/21」のみの参加を希望される方は事前申し込み不要ですが、会場の都合で当日参加できない場合がありますので、予めご了承ください。

プログラム詳細・参加申込書は、こちらをダウンロードください。

 

サイエンスワークショップ 2015年8月17日(月)〜20日(木) 13:00-16:00

 講義と実験がセットになったもので、やや発展的な内容のものです。1日に1つ、4日間で4つのテーマの講座を行います。テーマごとにレポートを提出してもらい、希望者にはコメントをつけて返却します。各テーマの定員は20人で、対象学年は中学校1年生から高校3年生です。テーマは1〜4つの範囲で申し込めますが、受講希望者が多いテーマについては、書類審査で受講生を選抜します。

 

8月17日(月):植物を見分けて植物の進化を考えてみよう 

(徳岡徹 静岡大学理学部生物科学科)

花を咲かせる植物はこの地球上におよそ28万種類もあり、静岡県には日本の植物の7割に当たる約3500種が生育しています。この植物の多様性は長い年月をかけて、植物が少しずつ進化してきた結果です。この進化の痕跡は今ある植物の特徴に残っています。身近な植物を観察してその進化の痕跡を見つけ、1つ1つの植物を見分けて(分類して)みましょう。

8月18日(火):地震の波で地下を見る

(生田領野 静岡大学理学部地球科学科)

地震はわたしたちの生活を脅かす自然の驚異と捉えられています。しかしその一方で、絶えず起きている中規模の地震は、目で見ることのできない地球の内部を照らす「光源」として使われている側面もあります。この講座では、実際に地震を発生させて、「光源」をもって見ることのできない地下の様子を捉える体験を行ってみましょう。

8月19日(水):ニワトリの発生

(小池亨 静岡大学理学部生物科学科)

動物の体はどのようにしてできてくるのだろう?そんな疑問に答えようと、ニワトリの卵は古くから観察・実験の材料として用いられてきました。身近なもののようで、実はあまり見る機会がない卵の中のニワトリ胚。この講座では、短期間でダイナミックな変化を見せるニワトリの発生過程を観察し、生命の神秘を感じてみましょう。

8月20日(木):物理とは何か?-実験を通じて物理を理解しよう-

(嶋田大介 静岡大学理学部物理学科)

高校に入ると理科の科目がいくつかに分かれます。その一つが物理学です。物理学には力学、電磁気学、波、原子・分子など、いろいろな分野があります。この講座では、物理に関する簡単な実験を見てもらって、物理の面白さを知ってもらうのが目的です。少し難しい内容が含まれていますが、実験を目で見て理解を深めていってもらいたいと思います。

 

プレ・サイエンスワークショップ 2015年8月21日(金) 10:00-12:00

 やややさしい内容の科学教室です。実際に簡単な実験・観察・考察を体験することで自然科学に興味を持ってもらうことがねらいです。8月21日(金)の10:00〜12:00を予定しています。いくつかのブースを廻ってもらいます。ブース当たりの所要時間は20分から30分程度です。定員は80人。小学校5年生でも理解できる程度の内容ですが、大人でも楽しめます。中高生や保護者・学校関係者の参加も歓迎します。

 

「音や光の実験」

(嶋田大介 静岡大学理学部物理学科)

音の共鳴実験、超指向性スピーカー・骨伝導スピーカーの実験、光の回折・赤外線を見る実験・紫外線を使って物を見る実験など。

「酵母の秘密を教えます - 発酵の仕組み -」

(瓜谷眞裕 静岡大学理学部化学科)

パンやお酒に欠かせない酵母は私たちの食生活だけでなく、生命科学の発展に大きく貢献もしてきました。そんな酵母についてのやさしい話と培養と発酵についての簡単な実験を行います。

「味覚ふしぎ体験」

(竹内浩昭 静岡大学理学部生物科学科)

超すっぱいはずの100%レモンジュースが甘味タップリ飲料に、砂糖が砂粒に、チョコレートが粘土に変わる味覚ふしぎ体験。

「地球の中はカチカチ?ドロドロ?」

(生田領野 静岡大学理学部地球科学科)

地球の山や海などの地形はどうやってできるのでしょう?それは地球の中の岩石の性質に関係しています。スライム作りを通して実感してみましょう。

 

キャリアデザインワークショップ 2015年8月21日(金)13:00-16:00

 知っているようで意外と知らない理系の仕事。理系の仕事とはどのようなものか、どのような楽しさがあるのか、どうしたら理系の仕事に就けるのか、などについて3名の講師に紹介してもらいます。質問の時間もあるので、聞きたいことは何でも聞いてください。定員は80人。中学生および高校生を想定していますが、特に意欲がある方ならどなたでも結構です。保護者・学校関係者の参加も歓迎します。

 

「魅力ある生き物たち」

(佐々木彰央 静岡県自然史博物館ネットワーク)

高校時代、とある先生との出会いをきっかけに生き物の魅力にとりつかれました。それからというもの景色や地図を眺めると、そこにはどんな生き物がいるのか、いつも考えてしまうようになっていました。そして、生き物に携わる多くの人や先輩と出会い、現在の仕事を選ぶきっかけとなった恩師に出会いました。そんな今までの経験と体験、そして生き物への思いについてお話しいたします。

「日々成長する自分を楽しむ。〜未熟は成長の最大のチャンス〜」

(阿部紗織 静岡大学技術部)

サイエンススクールに参加された学生さんの中には、将来理系の仕事に就きたいと考えておられる方もいらっしゃると思います。理系の仕事とは一口に言っても、様々な職業があります。その中でも、大学の技術職員という仕事を取り上げ、皆さんにその仕事の内容や魅力についてお伝えしたいと考えております。さらに私が就職直後に直面した挫折から学んだ、大学の技術職員を含め、理系の仕事をする人にとって必要なものについて新人の目線からお話したいと思っております。

「昔の人の骨を化学分析する面白さ」

(日下宗一郎 ふじのくに地球環境史ミュージアム)

私は、昔の人の骨の標本を調べることで、昔の人がどのような食べ物を食べていたのか、どこから来たのかについて研究しています。このことを明らかにするためには、文系の考古学的な知識だけではなく、理系の生物や化学の知識が必要となります。私が、人の骨の分析に興味を抱くようになったきっかけと、研究者に至るまでの経験についてお話します。また,平成27年度末にオープンする県立博物館「ふじのくに地球環境史ミュージアム」でのお仕事についてもご紹介します。

 

オータムプログラム 2015年11月15日(日)

プレ・サイエンスワークショップ 2015年11月15日(日) 10:00-12:00

 

キャリアデザインワークショップ 2015年11月15日(日) 13:00-16:00

 


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