ホーム > 応募内容  >  【終了 archive1】2010(平成22)年度「静岡サイエンススクール」1,2,3

2010(平成22)年度 募集要項

応募資格:

年間を通して静岡大学に来校し、サイエンスワークショップをはじめとする各プログラムを受けられる中学生と高校生(下記参照)。ステップ終了後、次年度以降に上位のステップに進む意志のあることを前提とします。静岡大学に来校できるなら、県内・県外を問わず、どの地域からでも参加できます。

費 用:

無料。ただし、静岡大学までの交通費は個人負担です(交通費の補助制度有り)。午前と午後にまたがる場合は、各自、昼食のご用意をお願いします。

対象学年、募集定員、出校日:

ステップ1:中学1年~高校1年 40名

・入校式(第1回サイエンススペシャルレクチャーを行う)2010年7月31日(土)13時~16時
・ワークショップ(それぞれ10時~16時)

第1回:2010年10月9日(土) 植物のバイオテクノロジーを体験しよう!

(木嵜暁子 理学部・生物科学科・准教授)

遺伝子組み換え植物を使って、遺伝子がどこで働いているか、どのような働きをしているか、などを調べます。

第2回: 2010年10月23日(土) 二酸化炭素を診てみよう

(サティッシュ クマール 理学部・地球科学科・准教授、宗林留美 理学部・地球科学科・助教)

エコによって悪者になった二酸化炭素。実は地球を知るうえで極めて重要な分子です。この分子が大気や動植物、大地を循環することで、地球が成り立っているのです。二酸化炭素を把握するための実践法を体験してみよう。

第3回:2010年11月6日(土) 光とは何か?- レーザー光の回折実験 -

(岡俊彦 理学部・物理学科・講師)

この講座では、可視光の基本や赤外線や紫外線について簡単な実験をしながら学びます。後半はグループにわかれ波の性質である干渉や回折について、レーザー光をスリットや回折格子に当てて観察します。

・サイエンススペシャルレクチャー
第1回:2010年7月31日(土)(入校式のオープニングとして開催)
第2回:2010年11月20日(土)13時~14時 予定
・キャリアデザインワークショップ
第1回:2010年9月12日(日)13時~16時 予定
第2回:2010年11月20日(土)静大祭期間中:14時~16時 予定
・テーマ別研究室体験成果発表会 3月5日(土)予定
(ステップ3の受講生が発表、ステップ1とステップ2の受講生は聴講)
・修了式:2011年3月19日(土)予定

 

ステップ2:中学3年~高校2年 20名
・入校式(第1回サイエンススペシャルレクチャーを行う)2010年7月31日(土)13時~16時
・ワークショップ(それぞれ10時~16時)

第1回:2010年8月1日(日) 高等動物の体の成り立ちを調べてみよう

(小池亨 理学部・生物科学科・助教)

マウスの解剖を通じて、体を構成する器官について学びます。また、様々な器官の組織切片標本を顕微鏡で観察し、組織の成り立ちを理解します。

第2回:2010年8月22日(日) 音で地球を診てみよう

(生田領野 理学部・地球科学科・助教、道林克禎 理学部・地球科学科・准教授)

地震学者は物質毎に地震の波の伝わり方が異なる性質を利用して地球内部の構造を解き明かします。本講義では地震波による地下構造推定の原理を実践的に学び、更に人工の地震波を使って地下の状態の時間変化を監視する研究について紹介します。

第3回:2010年9月25日(土) 遺伝子の設計図を解き明かせ!

(丑丸敬史 理学部・生物科学科・教授)

遺伝子(DNA)はどのように生命の設計図となっているのか? 遺伝子が異常になるとどのようなことが起こるのか、細胞内部を最新の顕微鏡を用いて解析します。

第4回: 2010年10月16日(土)原子の出す光の波長測定

(阪東一毅 理学部・物理学科・助教)

この講座では、前半は原子が光を出す仕組みや蛍光灯の原理などを学び、後半はグループにわかれて実際に分光器を使って、いろいろな原子の出す光を波長に分解して観察します。

第5回:2010年11月27日(土)閉曲面をめぐってーポアンカレ予想が出てきた理由は?

(小山晃 理学部・数学科・教授)

クレイ数学研究所のミニレアム問題の1つであるポアンカレ予想が解決され、その顛末はペレルマンの生き方を含め世の中を賑わしました。ここでは、その予想の背景をオイラー数による閉曲面の分類との関わりから読み解いていきます。

・サイエンススペシャルレクチャー
第1回:2010年7月31日(土)(入校式のオープニングとして開催)
第2回:2010年11月20日(土)13時~14時 予定
・キャリアデザインワークショップ
第1回:2010年9月12日(日)13時~16時 予定
第2回:2010年11月20日(土)静大祭期間中:14時~16時 予定
・テーマ別研究室体験成果発表会 3月5日(土)予定
(ステップ3の受講生が発表、ステップ1とステップ2の受講生は聴講)
・修了式:2011年3月19日(土)予定

 

ステップ3:高校2年~3年 10名
・入校式(第1回サイエンススペシャルレクチャーを行う)2010年7月31日(土)13時~16時
・ワークショップ(以下の5テーマです)
開催日時は、入校式の日に、担当教員と受講生で相談して決めます。

テーマ1:面積と体積

(小山晃 理学部・数学科・教授)

私たちユークリッド幾何学の世界で何気なく使っている面積の求め方を見直し、「面積とは何か」について反省する。さらに多面体について数量的体積の概念を見てみる。目標は面積と体積の本質的な相違を問うたガウスの問題・ヒルベルトの第3問題に対するデーンの解決を理解することである。

テーマ2:X線で見る酸化物超伝導体

(嶋田大介 理学部・物理学科・准教授)

この講座では、同じ条件で酸化物超伝導体を作り、電気炉で焼く条件を変えていくつかの試料を作ります。それぞれの試料のX線回折実験や電気抵抗の温度変化を測定し結果の違いを比較します。

テーマ3:遺伝子組み換えで遺伝子の働きを調べる

(瓜谷眞裕 理学部・化学科・教授)

生命の設計図である遺伝子は、デオキシリボ核酸(DNA)という物質です。ここでは、DNAの研究法の基礎を学びます。また、DNA組換え実験により、目的タンパク質にGFP(緑色蛍光タンパク質)が融合したハイブリッドタンパク質を酵母に作らせて蛍光顕微鏡で観察することで、GFPの蛍光により、そのタンパク質が細胞のどの部分にあるのかを調べます。また、機能喪失型の変異株を作りだして、その遺伝子の働きを調べます。

テーマ4:神経行動学入門:動物は何を感じ・何を考え・どのように動くのか?

(竹内浩昭 理学部・生物科学科・准教授)

カラス,ヒヨコ,アホロートル(メキシコサンショウウオ)などを対象とした観察や実験を通じて、動物が何を感じ・何を考え・どのように動くのかを調べる神経行動学研究を体験してもらいます。

テーマ5:古代生物を診てみよう

(鈴木雄太郞 理学部・地球科学科・助教)

太古の生物のふるまいを解明する鍵は、化石に残された「かたち」が生物としてどのように作用するのか?を理解することにあります。「生きた化石:オウムガイ」を題材に、生物の“かたち”に秘められた“動き”を紐解く古生物学を体験してみよう。

・サイエンススペシャルレクチャー
第1回:2010年7月31日(土)(入校式のオープニングとして開催)
第2回:2010年11月20日(土)13時~14時 予定
・キャリアデザインワークショップ
第1回:2010年9月12日(日)13時~16時 予定
第2回:2010年11月20日(土)静大祭期間中:14時~16時 予定
・テーマ別研究室体験成果発表会 3月5日(土)予定
(ステップ3の受講生が発表、ステップ1とステップ2の受講生は聴講)
・修了式:2011年3月19日(土)予定

 

応募方法:

以下の書類をそろえて下記に郵送して下さい。申込書は下記に請求するか、静岡サイエンススクールのホームページよりダウンロードしてください(下記参照)。なお、個人情報は厳正に管理します。
〒422-8529 静岡県静岡市駿河区大谷836
静岡大学理学部総務係内 静岡サイエンススクール選抜委員会宛

必要な書類

・所定の申込書に必要事項を記入したもの(申込書は本HPよりダウンロードできます)
・自分の住所と宛名を書いた返信用の封筒(定型;切手添付)

応募締切:

2010年(平成22年)7月13日(火)(必着)

選抜方法:

書類審査で選抜します。

選抜結果:

応募者全員に郵送で選抜結果をお知らせします。

静岡サイエンススクールの受講を認められた方は、必ず入校式に出席していただきます。

入校式

日時:2010年7月31日(土)13時~16時
場所:静岡大学理学部A棟2階大会議室(A209室)
持ち物:筆記用具、合格通知書
入校式の予定
・事務手続き
・今後の予定と注意事項などの説明
・静岡サイエンススクール長のあいさつ
・サイエンススペシャルレクチャー(講師:広島大学医学部名誉教授 木村榮一先生)
・レポート作成
・施設見学会
・解散

交通費の補助について

 経済的に困難な方には交通費を全額補助します。経済的困難の基準は、中学生の場合は就学援助を受けていること、高校生の場合は諸会費の免除を受けていることとします。受講決定後に、それぞれを受けていることの証明書類を提出していただきます。
遠隔地の方には、交通費の一部を補助します。基準は、鉄道を往復で100km以上の場所に居住していることとします。
補助の対象は受講者のみで、同伴者は対象外です。交通費が対象で、宿泊費は対象外です。旅費の補助を希望する方は、申込書の所定欄にその旨、記入してください。

アクセス

バス:しずてつジャストラインバスJR静岡北口バスターミナル6番乗場から「静岡大学」又は「大谷」行きに乗車し、「静大前」(「大谷」行きは午前中は停車)または「片山」(「大谷」行きは午後に停車)で下車。静岡大学理学部には、徒歩で約10分。料金280円。所要時間約20分(交通事情により変動あり)。タクシー:静岡駅北口または南口から15分程度。大学構内の地図は次の静岡大学のホームページを参照。
http://www.shizuoka.ac.jp/ippan/shizuoka.html

問い合わせ先

静岡大学理学部総務係内 静岡サイエンススクール運営委員会 
〒422-8529 静岡県静岡市駿河区大谷836
Tel: 054-238-3080 Fax: 054-238-6351

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